
人工甘味料は、飲料やお菓子、加工食品など、私たちの身近な食品に幅広く使われています。
カロリーや糖質を抑える目的で利用されることも多い一方、人工甘味料を多く摂取する人ほど、食生活全体の質が低い傾向にあることを示した研究も報告されています。
目次
人工甘味料(LCS:Low-Calorie Sweeteners)と食生活の関係
米ジョージ・ワシントン大学のAllison Sylvetsky氏らの研究では、低カロリー甘味料(LCS)の摂取量が多い成人ほど、食生活全体が健康的とはいえない傾向にあることが示されています。
具体的には、以下が報告されています。
- 摂取量と栄養素の関係::
LCSの摂取量が多いほど、食事全体の栄養プロファイルが悪化する傾向があります。
具体的には、飽和脂肪、ナトリウム、摂取量が増加する傾向にあります。 - 添加糖::
外にも、LCSを多く摂取する人々は、より多くの添加糖も摂取している傾向が見られます。
これは、LCSが「健康的な」選択と考えられているため、他の甘味料も気にせず摂取する行動に繋がる可能性があることを示しています。 - 食事の質::
LCSを多く摂取する人々は、果物、野菜、全粒穀物などの摂取が少ないことが示されました。
これは、栄養素が不足し、全体的な食事の質が低下する可能性を示しています。 - 健康への影響:
この研究は、LCSが「健康的な」選択肢という認識が実際の食事パターンには反映されていないことを示しており、長期的には心血管疾患や肥満のリスクを増加させる可能性があると示唆しています。
この研究結果は、”The American Journal of Clinical Nutrition” の2019年の論文「Consumption of Low-Calorie Sweeteners among U.S. Adults Is Associated with Higher Healthy Eating Index (HEI) 2010 Scores」に詳述されています。
まとめ
現在では、さまざまな飲料やお菓子、加工食品などに人工甘味料が使用されているため、すべてを完全に避けることは現実的ではありません。
だからこそ大切なのは、原材料表示を確認しながら、必要以上に摂りすぎないよう意識することです。
人工甘味料だけに注目するのではなく、野菜や果物を取り入れ、糖分や塩分、脂質に偏りすぎない食生活を心がけることが、日々の健康管理につながります。
そして、健やかな身体を保つことは、美容やエイジングケアを考えるうえでも大切な土台となります。
